●教育の目的
心理学全般の領域を関連づけながら、心理臨床に関する知識技能を深め、心理的支援を必要とする人に対するカウンセリングなどの実践能力を身につけ、さらに、他職種とも協働する能力をもつ高度な専門職業人を養成すること、並びに心理分野について主体的に研究する能力を育成することを目的とする。
●学位授与方針(ディプロマ・ポリシー:DP)
領域 | ポリシー | ||
知識・技能 | DP1 | □ | 心理学及び心理臨床に関わる専門的知識を有している。 |
DP2 | □ | 心理的諸問題に関する課題に取り組むための実践能力および科学的手法を身につけている。 | |
思考・判断・表現 | DP3 | □ | 心理学に関する専門的知識をもとに心理的課題を検討できる。 |
□ | 心理学的手法を用いて導き出した自分の考えを適切に表現できる。 | ||
主体性・多様性・協働性 | DP4 | □ | 高度に専門的な立場から、心理的諸問題に主体性を持って取り組むことができる。 |
□ | 多様な人々の立場やものの見方について理解し、協働する力を身につけている。 |
●教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー:CP)
心理臨床専攻では、教育目標を達成するために、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施します。専攻の修了要件として、必修単位18単位を含む合計30単位以上を習得する必要があります。なお、このカリキュラムには、臨床心理士および公認心理師(大学院)を受験するために必要な科目が含まれています。
心理臨床専攻では、心理学全般の領域を関連付けながら、心理臨床に関する知識技能を深め、心理的支援を必要とする人に対するカウンセリングなどの実践能力を身につけ、さらに多職種とも連携する能力をもつ高度な専門職業人を養成することを目的としています。
そのために、本専攻の教育課程は、「心理臨床基礎科目」「心理学専門科目」「実践展開科目」により編成します。
「心理臨床基礎科目」は、心理臨床に関わる専門的知識を身につけるために、臨床心理学に関わる基礎的・基本的な科目群、ならびに学内実習施設と学外実習機関で行う実習科目群で構成されています。「心理学専門科目」は、A群は心理学の研究法に関する科目群、B群は発達や認知などの基礎的な心理学に関する科目群、C群は社会関係に関する科目群、D群は医療や障害に関する科目群、E群はより応用的な臨床心理学に関する科目群から構成されています。「実践展開科目」は、以上に含まれていない公認心理師になるために必要な科目から構成されています。さらに修士論文の作成を総合的に支援する「特別研究Ⅰ・Ⅱ」があります。
なお、他専攻科目から4単位まで修了要件として単位認定できます。
(1)求める学生像
1. 専門分野及び専門分野を学ぶための大学卒業程度の知識を有している。
2. 専門分野に関する諸問題に取り組むための大学卒業程度の技能を有している。
3. 専門分野の知識をもとに研究の見通しを立てることができる。
4. 専門分野の知識をもとに自らの考えを適切に表現することができる。
5. 専門分野における諸問題について主体的に取り組む姿勢がある。
6. 高度福祉社会の実現のために、多様性を尊重し、多様な人々と協働して取り組むことに意欲がある。
(2)入学者選抜の基本方針