●教育の目的
子ども教育分野における人間形成の営みとその諸問題を、保育学・教育学・児童福祉学及び関係諸科学から研究し、子ども教育分野の高度な専門職業人及び研究者を育成することを目的とする。
●学位授与方針(ディプロマ・ポリシー:DP)
領域 | ポリシー | ||
知識・技能 | DP1 | □ | 子ども教育(保育・幼児教育及び小学校段階を中心とする学校教育)に関わる専門的知識を有している。 |
DP2 | □ | 子ども教育に関する今日的・地域的課題に取り組むための実践能力および学術的手法を身につけている。 | |
思考・判断・表現 | DP3 | □ | 子ども教育に関する専門的知識をもとに、今日的・地域的教育課題を検討できる。 |
□ | 教育学的手法を用いて導き出した自分の考えを適切に表現できる。 | ||
主体性・多様性・協働性 | DP4 | □ | 高度に専門的な立場から、子どもの育ちに関する諸問題に主体性を持って取り組むことができる。 |
□ | 多様な人々の立場やものの見方について理解し、協働する力を身につけている。 |
●教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー:CP)
子ども教育専攻では、教育目標を達成するために、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施します。専攻の修了要件として、必修科目16単位を含めて30単位以上を習得する必要があります。
子ども教育専攻は、保育・幼児教育分野及び小学校段階を中心とする学校教育分野における専門的職業人の養成を目指しており、保育学・教育学・児童福祉学および関係諸科学に関わる科目で構成されています。本専攻の教育課程は「子ども教育コア科目」(必修科目)と「子ども教育専門科目」(選択科目)で編成されています。子ども教育コア科目(必修科目)は、子ども教育全体を俯瞰するための基礎的・基本的な科目である「教育課題研究A」「教育課題研究B」、ならびに実践的課題の研究を行う「地域教育課題演習」「子ども教育実践実習Ⅰ・Ⅱ」、さらに修士論文の作成を総合的に支援する「特別研究Ⅰ・Ⅱ」から編成されています。また、子ども教育専門科目(選択科目)は、子ども教育に関して主に専門的知識を身につけるための「研究」科目群と、論理的思考力・探求力を身につける「演習」科目群で構成されています。
子ども教育に関わる「研究」科目群は、保育所・幼稚園及び小学校の保育・教育課程、保育計画、教育制度、乳・幼児及び児童の心理、保育内容・教科(造形表現・音楽表現・身体教育、健康教育)、学校教育、児童福祉および社会学に関する専門的知識について学修します。また、「演習」科目群では、「研究」科目群の内容の演習としての展開に加え(ただし、特別支援教育は「演習」のみ)、論理的思考力・探求力を身につけることを目指します。
なお、他専攻科目から4単位まで修了要件として単位認定できます。
(1)求める学生像
1. 専門分野及び専門分野を学ぶための大学卒業程度の知識を有している。
2. 専門分野に関する諸問題に取り組むための大学卒業程度の技能を有している。
3. 専門分野の知識をもとに研究の見通しを立てることができる。
4. 専門分野の知識をもとに自らの考えを適切に表現することができる。
5. 専門分野における諸問題について主体的に取り組む姿勢がある。
6. 高度福祉社会の実現のために、多様性を尊重し、多様な人々と協働して取り組むことに意欲がある。
(2)入学者選抜の基本方針