田川市教育委員会主催の「令和5年度 田川市主体的な学びに向かう授業づくり研修会【教育の情報化】」第2回と第3回に、中高教職課程の学生14名が参加させて頂きました。
田川市は、2020年日本ICT教育アワードにおいて、「文部科学大臣賞」を受賞する等、ICT教育機器を活用した教育実践や教育の情報化に積極的に取り組んでいます。
第2回(9月29日)は、田川市立大浦小学校において、1年生から6年生までの6クラスの授業が公開されました。授業参観後の「主体的な学びに向かう授業づくり(教育の情報化)」に関する報告では、「主体的・対話的で深い学び」の授業構成、教育の情報化の実践を通じた「生きる力」を育む大浦小学校全体の取り組みについて学びました。さらに、「児童生徒主体の授業づくりに向けた ICT 活用のポイントについて」をテーマに協議、中村学園大学の山本先生からの指導助言は、教職を目指す学生にとって実践的な学びとなりました。
第3回(11月9日)は、田川市立田川東中学校において、19クラスの授業が公開されました。「生徒の主体的な学びに係る田川東中学校の取組」の報告では、ICT機器活用の有効性について学びました。その後の協議では「児童生徒主体の授業づくりに向けた ICT 活用のポイントとは」をテーマに、現職の先生方からご意見をお聞きすることができ、ICT機器を活用した教材研究の大切さを学生は実感しました。また、Jamboardやロイロノートなどを使って、生徒が意見を共有し、主体的に考え、生徒たち自身で課題の解決策を導き出していくグループ学習のプロセスが重要であることなど、教員として実践で生かせる知識を授けて頂きました。
田川市教育委員会様、田川市立大浦小学校様、田川市立田川東中学校様、この度は研修会を開催していただきありがとうございました。先生方と実際に話すことができ、多くの学びを得ることができました。今回得たことを生かして生徒たちのためにどのように接するべきか、授業を展開していくべきかを再度考え直していきたいと思います。そして、今後の模擬授業、教育実習に活用していきたいと考えます。
中高教職課程学生一同
中高教職課程担当:藤澤健一、石崎龍二、佐藤繁美