精神科デイケアに勤務し、精神疾患を抱えている方々の就労支援や、日々の生活を送れるように集団療法・個人を対象とした心理療法を行っています。デイケアを利用されている方が、希望されている方向に進んでいき、喜んでいる姿を見ると嬉しく感じます。知識・技術・心構え等多くのことを学びましたが、友人や恩師との出会いが一番の財産です。仕事で行き詰ったときに助けてくれる友人や恩師がいることはとても心強く、また、そんな大切な仲間と過ごしてきた時間や経験は、今の自分も支えてくれていると感じます。皆さんが県立大学で過ごすこれからの時間は、必ず人生の糧になるはずです。
■臨床心理士 ■公認心理師
発達障害がある方やその家族、発達障害に関わる支援者や関係機関 へのサポートを担当しています。発達障害と一言で言っても一人ひとり違 うので、それぞれに合ったサポートを考えることは難しさとやりがいどちらも感じます。県立大学では話を丁寧に聞くことや、その人の行動の背景には何があるのかを考える視点を待つことを学びました。今の勤務先でも 欠かせない大切な姿勢です。発達障害に関心を持つきっかけになった、 ボランティアサークル(つくしんぼ、てんぷらあいす)でのサークル活動も思い出深いです。大学院では、先輩、後輩、先生方とじっくり話す機会が多く、濃密な時間を過ごすことができました。
■臨床心理士 ■公認心理師
勤務する精神科の臨床心理士は、心理検査、集団療法、カウンセリング等を担当します。患者さんと関わる中で、患者さん自身が今まで気づいていなかったり、表現できなかった新たな気持ちや想いを話してくれることが大きな喜びです。成果を得るために心理士として経験をしっかり積み重ね、向上心を持って成長していきたいと思っています。県立大学では、ボランティアやサークル活動といった様々な出会いの場 がありました。そんな多くの人との交流を通して、「自分ができること を考え行動する姿勢」が育まれ、心理士として働く今もその想いは自分の根本にあります。
■臨床心理士 ■公認心理師
肥前精神医療センターでは、児童部門の心理療法士として、お子さんや保護者を心理面から支援する業務を行っています。
患者様が私と過ごす時間の中で生き生きと変わっていくのを感じる時が、とても嬉しくやりがいを感じます。悩みや苦しさはありながらも、「その人らしく」患者様が生きていくサポートをできるよう、これからも知識や技術を磨いていきたいと思います。福岡県立大学は、自分も相手も大切にしあえる仲間に巡り合える場所。そして自分を見つめなおし、どう生きていきたいかを真剣に考えられる場所でもありました。
■臨床心理士 ■公認心理師
発達障害の方と面談し、学校や就労先、関係機関と連携しながら、その方が生活しやすくなるような環境づくりをするのが現在の主な業務。同じ診断名がついても一人ひとり特徴は全く異なるもの。どのような支援がどの程度必要なのかを考えることは難しいことですが、その方に少しでもよい変化が感じられるとやりがいを感じます。
大学院附属の心理教育相談室では、心理面接を担当しました。その時に習得した知識やスキルが今の仕事の個別相談にも役立っています。インターシップやボランティア活動などで、学外の人と交流したことも良い経験。多くの人と関わりいろんな話を聞くことで、自分が本当にやりたいことは何かを考えるきっかけになったと思います。
■臨床心理士 ■公認心理師
私は少年鑑別所に入所してきた少年の資質鑑別をしています。なぜ少年が非行に至ったのかを面接や心理検査で分析し審判の資料作成をしたり、少年院に送致される少年の処遇指針を考える仕事をしています。福岡県立大学は臨床心理学だけではなく、基礎心理学を幅広くしっかり学べます。講義で学んだことが骨格で、ゼミで学んだことは筋肉。これらの基礎が、今の私を支えていると言えます。特にゼミで学習心理学や発達障害に関する知識を徹底的に学べた経験は、とてもよかったです。少年の処遇方針を考える上で学習心理学はとても有効ですし、発達障害に関する知識は、資質鑑別に大変役立ちました。
これからは臨床家として自己研鑽に励み、余裕ができたら何らかの研究に関われたらと考えています。努力は絶対に裏切りません。みなさんも貪欲に何でもチャレンジしてください。
■臨床心理士 ■公認心理師
デイケアで心理士として、患者さんが自分らしい生活を送れるように支援しています。
「話を聴いてくれて安心した」、「活動を通して自信が持てた」など、生活の中に何かを持って帰ってもらえたと感じる ときは嬉しいです。大学での学びでは、卒業論文執筆過程の中で、物事の考え方や伝え方、文章の書き方を丁寧に指導していただき、それが現在とても役立っています。今後も、研修や発表の機会を得ながら、勉強していきたいと考えています。大学生活での出会いはこの先を支えるものです。繫がりを大事にすてきな学生生活を送ってください。
■臨床心理士 ■公認心理師
病院でカウンセリングをメインとした心理業務に携わっています。具体的には思春期外来での遊戯療法、病棟での小集団療法や心理検査などを担当しています。患者様と接するときは、どういったことで今の話をされているのかを考えながら、とても慎重な姿勢で関わらなければなりません。その分やりがいもありますし、悩んだときは先輩や同僚が話をよく聴いてくれるので心強いです。
県立大では先生方が親身に指導をしてくださって、授業やゼミで熱心に学んだことが思い出されます。講義で心理検査を実施したり、所見を書いたりしていたので、実際の仕事でも時間をかけずに覚えることができました。また面接のロールプレイなども行ったことで、現場の雰囲気を在学中から感じることができたと思います。たくさんの友人に囲まれて、「今」しか出来ないことに思い切りチャレンジできた学生生活でした。
■臨床心理士 ■公認心理師