こどもコースの学生が履修する授業の一部をご紹介します。
[カリキュラム・ツリー]
「赤ずきんちゃん」
「ハッピー・ウェディング」
この授業では、幼児の発達の特性をふまえながら幼児を取り巻く環境と幼児の活動について検討します。「幼児が主体的に環境を取り入れて遊ぶ活動にはどのようなものがあるか」を考え、体験的に学んだり幼児が環境とかかわる力を育てる保育のありようについて事例検討をしたりします。例えば、「幼児が遊び活動をするにはどのような場所が良さそうか」という視点をもって学内を散策し、それをもとに「県大マップ」を作成する、といった活動を行います。
1年次の「音楽Ⅰ」(通年)、2年次の「音楽Ⅱ」(前期)と「音楽Ⅲ」(後期)では、保育の現場で活用できる弾き歌いやピアノ技術を修得します。「音楽Ⅰ」と「音楽Ⅱ」では弾き歌い課題曲と技術向上のためのピアノ曲(ソロ曲)を学修します。そして「音楽Ⅲ」の授業では、弾き歌い曲に加え、ピアノの連弾を行います。3曲の連弾曲をそれぞれ別のパートナーと組んで演奏することで、楽譜を読む力(読譜力)を養うとともに、相手のペースや意思を考慮しながら演奏する力を身につけます。
これまで学修した保育内容についての授業の総括として、また実習での経験を活かして、こどもたちのためのクリスマス会を企画・実施します。クリスマス会は近隣の園児をお招きし、劇や合奏、ダンスなどを組み合わせた1時間程度のプログラムで行います。毎年、劇に夢中になったこどもたちが登場人物に一生懸命に声をかけたり、学生の合奏に合わせて歌をうたってくれたり、と様々な反応をみせてくれます。そうした思いがけないリアクションに、学生の方も目をきらきらさせながらこどもたちとのひとときを過ごしています。