1: 全学横断型教育プログラム
本学は学生の教育を第一におき、21世紀の未来社会に活躍するリーダーとなる人材の育成を目指して、平成27年度の新入生から、教育の中核となる国家資格の取得を目指す、「コース」履修を縦糸に、卒業後には、将来のいかなる社会の変動に対しても適切に対応できる、潜在的能力、いわゆる社会人基礎力を身につけるための「プログラム」教育を横串に通して、4年間で縦糸と横糸で織り成した、「コース・プログラム」システムによる重層的教育体制を構築する教育改革を進めております。
現在、「全学横断型教育プログラム」として、21世紀の諸課題である、
・「少子高齢化社会」における対人支援を地道に修練する援助力養成プログラム(→詳細ページ)、
・「グローバル化」に対して、海外留学を含め4年間で卒業できる国際交流プログラム(→詳細ページ)、
・「地域創生社会」参画を目指すキャリアマネジメント・プログラム(→詳細ページ)、
・情報化社会に対応するデータサイエンス・プログラム(→詳細ページ)
の4つのプログラムを各学習段階に応じて選択履修できます。
2: 附属研究所における取組み
○研究推進部:
研究推進部には、主として統合的な研究・調査の企画を担当する「総合企画室」及び専ら統合的な研究・調査を実施する「重点領域研究部門」を設置しています。本学の保健・医療・福祉分野における強みを活かし、研究推進部が企画、実施する統合的な研究・調査を充実させ、十分な成果を挙げていくことができるよう取り組んでいます。
○不登校・ひきこもりサポートセンター:
不登校・ひきこもりサポートセンターは、不登校やひきこもりに悩む子どもたちの将来の社会的自立を目標にした、専門的支援機関です。「相談」「連携サポート」「情報発信・研修」「教育・社会支援」の4部門を展開・連動させながら、当該児童及びその子を取り巻く様々な環境(家庭・学校・関係機関)まで総合的に支援をおこないます。平成29年度の実績では、県内各地より4,079件の相談に応じました。また、「不登校・ひきこもり援助論」を履修した学生ボランティア"県大子どもサポーター"は延べ2,503名派遣をおこない、約500名の県大子どもサポーターが子どもたちの様態に合わせた多彩なフィールドで日々支援活動をおこなっています。
3: 主なプロジェクト
○「大学間連携共同教育推進事業」
文部科学省の平成24年度 「大学間連携共同教育推進事業」 において、本学が提案した「多価値尊重社会の実現に寄与する学生を養成する教育共同体の構築」が採択されました。本取組は、看護師の早期離職の一要因である単一的な価値観の脱却を目指し、多様な価値観を理解し共有する看護学生を養成し、折れにくさを持った「しなやかな使命感」を有する看護師の育成を目的としています。取組の実施にあっては、福岡及び沖縄の看護系大学8校と、東京、兵庫、福岡の協働推進団体(ステークホルダー)5団体が、それぞれの特色を生かし、各校・各団体が相互連携の下で進めることとし、本学は本取組の代表校を務めます。
項 目/リンク |
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看護実践教育センター |
心理教育相談室 |
ケアリング・アイランド九州沖縄構想 |
地域力を生む自律的職業人育成プロジェクト |
4:大学評価及び結果について
大学評価については、独立行政法人法に基づく、中期計画の策定とその達成状況についての評価結果、また、学校教育法に基づく認証評価及び学則第2条に基づく自己点検評価報告書については以下のとおりである。