専門看護師コースは、精神看護と老年看護で構成されています。老年看護では、認知症看護と終末期看護の2つのサブスペシャリティを、精神看護では、地域精神看護(精神障害者の地域移行・地域定着看護)とリエゾン精神看護(一般身体疾患を持つ人の精神的な問題に対する看護)のいずれかを修得できます。学生の皆さんが自己の専門看護師としての将来像を描きやすいように、在学中・修了後を通して多くのエキスパートの専門看護師と出会う機会を提供していることも当コースの大きな魅力の一つです。
対象(個人・家族・集団)の個別性や治療・生活の場の文化に合わせ、Cureと Care を融合した高度な看護実践を通してセルフケアを促進し、Quality of lifeの向上に貢献する人材、患者の権利擁護ができる人材、ケア提供システムや精神保健医療福祉政策の変革ができる人材、臨床看護の質の向上、看護職者のエンパワメント、看護学教育・研究の質の向上、ひいては精神看護学の発展に寄与する人材の育成を目指しています。サブスペシャリティとして、精神に障害を持つ人の地域移行・地域定着を促進し、セルフケアとQOLの向上を目指す地域精神看護、身体疾患を持つ人の精神的な健康問題に介入し、セルフケアとQOLの向上を目指すリエゾン精神看護のいずれかを修得することができます。
複雑で解決困難な健康問題を持つ人とその家族が尊厳ある質の高い生活を送ることができるように、CureとCareの融合による高度な臨床判断に基づく卓越した看護を提供する能力、保険・医療・福祉チームの中でリーダーシップを発揮し、組織変革を含めた医療提供システムの改善を行う能力、様々な看護現象から看護実践の質を高めることにつながる実践的な研究を遂行する能力を持った人材を育成します。地域包括ケアを推進できるよう終末期高齢者や認知症高齢者の看護のサブスペシャリティを主に培います。
コース | 領域 | 分野 |
研究コース | 基盤看護学領域 | 基礎看護学、看護心理学、看護教育学、実験看護学 |
ヘルスプロモーション看護学領域 | 地域看護学、思春期ヘルスプロモーション、在宅看護学 | |
臨床看護学領域 | 小児看護学、成人看護学、老年看護学、精神看護学 | |
助産学領域 | 助産学 |
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