私は福岡県職員に採用され、今は県庁商工部の新事業支援課で、デザイン開発ワークショップ、農商工連携、庶務の業務に従事しています。 デザイン開発では、県内中小企業のデザイン力の向上を図り、付加価値の高い製品の開発を促進するために、大学の先生や県内外で活躍されているデザイナーを講師に迎え、デザインについて学ぶワークショップを実施しています。
大学入学前から公務員を志望しており、在学中、大学主催の公務員講座を受講していました。学生時代を思い出すと、ハワイやイギリスでの短期留学、サークル活動など楽しい思い出ばかりです。多くの人々と交流したことで、視野が広がり、多面的な考えが出来るようになりました。これらの経験は、今の仕事にも役立っています。
県職員は定期異動で様々な部署に異動します。以前は福祉事務所で、生活保護のケースワーカーをしていました。生活保護を受給している家庭を実際に訪問し、現状に沿った支援を行う仕事です。異動で全く別の分野に移り、また一から勉強しなければなりませんが、新しいことに携われるため、刺激的な毎日を過ごしています。
今後も様々な部署で活躍できるよう頑張っていきたいと思います。
私は北九州市消防局に就職してから3年間、消火隊として火事などの災害業務にあたり、今年度から救急隊として救急業務に携わっています。119番で救急要請があれば、いつでも現場に向かい、処置や病院への搬送をする傍ら、救命講習や避難訓練、立入検査など、予防に関わる業務も行っています。
火事や救急はいつ起こるか予測できず、24時間体制で備え、夜中の出動があれば、仮眠をとることもできません。道幅や消火栓の位置から地理や救急、医療に関する知識まで覚えるべきことは多く、常に逼迫した状況で、現場では臨機応変の活動が求められます。最初は大変でしたが、搬送した人が元気になり、お礼を言われた時など、とてもやりがいを感じます。救命講習等での市民との交流も、良い経験になっています。
在学中の講義ではグループワークもあり、交友関係を深めながら、いろんな考えをもつ人がいることを知り、視野が広がりました。現代社会の様子を学んで、現場の状況を想像できるのは、今の仕事に活かせています。卒業後の道が限られていない学科で、自分のペースで道を探すこともできました。就職に関する講義でのバックアップもあったりして、安心して就職活動に挑めました。大きい大学でない分、大学内の交友関係も持ちやすく、仲が深められました。
消防士といえば、男性のイメージが強いと思いますが、女性ができる業務はたくさんあります。私が働いている姿を見て、女性が活躍できる職業が増えていることを、多くの人に知ってもらいたいです。
私は地元の福井県にUターンして旧JA福井市に就職し、現在はJA福井県(福井県農業協同組合)で働いています。総務部トータルサポート推進課という部署で、農家に配布される広報誌『ふくふる』を作ったり、HPやSNSの運用、日本農業新聞(農家や市場関係者などが読む全国紙)に記事を出稿するなど、主に広報業務を担当しています。大学の授業で一村一品運動など地域活性化について学んだとき、農産物を使った地域振興に興味を持ち、そういう活動に携われる仕事がしたいと思って就職活動をしました。
今は一眼レフカメラを持って管内の取材活動をしています。最初はどんな質問をしたらよいのかも分からず、取材はしたけれど記事の書き始めやまとめ方が分からない、なんてこともありました。だけど、広報誌を読んだ方から直接声をかけてもらったり、日本農業新聞に記事が大きく掲載されるととても嬉しく、仕事のモチベーションアップに繋がりました。写真技術や文章能力を高めることはもちろん、農業・JAをもっと知ってもらうためにはどうしたら良いのか、日々奮闘しています。
昨年は、日本農業新聞の通信員として積極的に取材活動を行い、紙面の充実に尽力したとして、近畿・北陸地区の通信員の中から優秀賞をいただき、さらにやる気が高まりました。これからも福井県の農業を盛り上げていく一員として、福井県内外にたくさん情報を発信していきたいです。
私は靴の企画・開発、製造・販売を行う㈱リーガルコーポレーションに入社し、現在はグループ会社の㈱リーガル販売で営業職をしています。一言に営業と言っても、その内容は多岐にわたり、売場に立つ販売スタッフの教育・マネージメントから商品の提案、販促・フェアの企画や在庫・売上管理などです。
自分の裁量で出来る事が多い分、責任は大きいのですが、お取引先様との商談が成功して販売に結び付いた時や、販売スタッフから頼りにしてもらえる時には、やりがいを感じます。商談の席では、在学中に履修した教職課程や講演会を企画した経験、イギリスや韓国の大学での研修経験などが、今の自分のコミュニケーション力やファシリテーション力など、話す力に繋がっているなと実感することがあります。
大変な時もありますが、職場では上司や先輩が「こうしたい!」という私の提案を実現するためにサポートして下さるので、仕事がとても楽しく、この会社に入って本当に良かったと感じます。将来は営業職で培った知識や経験、会社を超えた繋がりを活かして、今以上に魅力的な靴の企画や提案をしたいと考えており、そのためにも今後も先輩方が私にしてくださったように、心遣いや感謝を忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思います。
私たちには「靴を通して、お客様に、足元から美と健康を提供する」という事業ミッションがあります。靴はファッションアイテムであるとともに、皆さんの健康を守る必要不可欠なアイテムです。これからも一人でも多くのお客様に弊社の靴を履いて日々の生活を豊かにしていただくために頑張ります。
私は地元・大分にあるjcom大分ケーブルテレコム株式会社に就職し、現在はカスタマーサービスグループに所属しています。テレビやネット、電話など、地域の皆様の暮らしにかかわるサービスを幅広く扱う会社で、メディア部門もあるため、番組制作やアナウンサーなどの業務も自分たちで行っています。
会社は、お祭りや清掃活動などの「地域密着」を大切にしており、地域のイベントに参加することも、よくあります。小さい頃からお世話になってきた地元の大分に貢献できることを、嬉しく感じています。
公共社会学科では、幅広く様々な分野を学ぶことのでき、興味を持ったことにはその都度取り組み、4年間をかけてゆっくりと自分の将来について考えることができました。私が大学の4年間で得た一番のものは「人とのつながり」です。出会った友達、先生方、バイトの仲間たち、外部講師の方や就職のサポートをして下さった学生支援班の方々など、様々な人たちの幅広い知識や考えを知り、関わり、吸収することで、人として成長できました。
この学科にいたからこそ、自分の価値観や視野が広がり、様々な立場から物事を考える力が、少しは身に付いたと考えています。社会人になり、こうしたことが、仕事をする上でとても大切なことだと分かりました。お客様や上司、同僚や取引先の方々など、様々な人々の立場に立って考え、行動できる人こそ、周りから信頼される社会人だと感じています。私はまだ自分のことで精いっぱいなことが多いですが、そんな先輩たちに憧れて、自分も、そうなれるよう日々努力中です。
私は、独立行政法人労働者健康安全機構に採用され、現在は熊本労災病院に勤務しています。会計課用度係に所属しており、仕事内容は一言で表すと、「院内で使用する物品の調達」です。しかし院内で使用する物品といっても、鉛筆・消しゴムなどの"事務用品"や、プリンター・ロッカーなどの"備品"、フェイスシールド・注射器などの"医療消耗品"など、様々です。扱う物品が様々ということは、関わる業者の方も様々です。院外の業者さんとの関わりが多いと、院内で働いているだけでは知り得ない知識・情報を得ることができます。そしてそれらを、自身の成長に繋げることができる。これこそが、用度係という仕事でのやりがいです。また、事務職員でありながら、机上の作業ばかりではない。まるで「院内の業者(何でも屋)」のような面白いポジションであることも、やりがいの一部です。
"社学"に入学したことを今振り返ると、とても良かったと思っています。入学当初は、自身の将来についてこれといった目標も無く、興味のある分野も少ない私でした。しかし、"社学"は良い意味で将来の方向性に縛りが無い為、「可能性」が無限に広がっていることに、ふと気が付きました。それからは、自分が興味を持った事に、できるだけ挑戦するようにしました。社会人になっても興味を持つ幅は広がり続け、現在も少しずつではありますが、自身の「可能性」を信じ、色々と挑戦を続けています。
これからも、県大"社学"で見つけた「可能性」を「実現」に導く為に、より一層努力していきたいと思います。