公共への扉へ
2022年度より高等学校公民科の新しい必修科目「公共」がスタートしました。その背景には、グローバル化や情報化により、現代社会には新たな課題がいくつも生み出され、私たちのくらしも先の見通しが立ちにくくなっていることがあります。そうした中では、私たち個々人が自立した主体として、他者と協働し、持続可能な社会づくりに参画すること----豊かな「公共」を育むことの重要性が高まっているのです。
本学科はこのような国レベルで認識されてきた問題意識を先取りし、社会学を中心に現代社会の諸課題にアプローチする様々なスキルを身につけ、自由な発想と深い他者理解をベースに、他者と協働し、より大胆に社会に働きかけられるアクターを育むことを目標にしてきました。本学科の卒業生のみなさんは、広く社会の各所で「公共人材」として活躍しています。