詳しい調査計画は、こちらからご覧下さい。➜ Gr.Sano社会調査実習.pdf(1.0 MB)
美谷グループでは、これまでに取り上げてきた「市町村合併の地域への影響」を引き続きテーマに設定して、今年度は大学近隣の京都郡みやこ町をフィールドに調査の準備を進めています。
堤グループでは、田川市教育委員会の御協力のもと、「田川市の地域変動と中学校再編〜主に部活動に着目して(仮)」というテーマを設定し、実習を進めています。
福岡県立大学がある田川市では2023年より8校あった中学校が2校に再編されました(いわゆる「学校統廃合」)。また、国は2022年より「部活動の地域移行」を積極的に行うよう各自治体にはたらきかけています。
田川市におけるこの二つの大きな変化は、田川市が抱える課題に応えるものである一方で、やはり学校がなくなることや部活動の地域移行には、先生や生徒や住民にさまざまな葛藤をもたらします。
この現在進行中にある課題について私たちは拙速に結論を導くことにはこだわらず、今年度は、いま田川市はこの葛藤とどう向き合おうとしているか、先生方はこの事態にどう経験し、向き合おうとしているのかについて、理解を深めることを目標に、取材を進めています。
前期はまず国の学校再編に関する指針や田川市の学校再編のあゆみ、人口動態について資料収集しレポートにまとめました。先日は田川市教育委員会の学校再編を担当されてきた方に、学校再編についてご教授いただくとともに、ご経験された様々なことについて取材させていただきました。いまは、先生方への取材の準備を進めているところです。
「田川市における学校再編と部活動の地域移行に関する調査」
担当教員:堤圭史郎